温泉貯湯タンクの洗浄例

スケールは貯湯タンク内で生まれ,同時に温泉の老化が始まる

温泉とスケール

 
  1. 温泉貯湯タンクは一番スケールが付きやすい場所です。温泉は地中深くでは酸素がほとんどないため酸化還元電位(ORP)はとても低い状態です。その状態では、溶存する鉄やマンガンなどの金属イオンは還元状態で存在します。しかし、温泉はいったん汲み上げられると貯湯タンク内で酸素と触れて、鉄などは直ちに酸化されて茶褐色の不溶性コロイドとなって沈殿し、そこにカルシウム成分などが沈着してスケール化してゆきます。

KS-1000とスケルトル・Fを用いた 施工例

強塩化物泉の貯湯タンクの洗浄例です.この場合は特にスケールが付きやすく、強固なスケールにもKS-1000により効果的なスケール除去ができます。

     洗浄前         KS-1000による洗浄後

貯湯槽のフタから内部を見た様子、洗浄で完全にスケールが除去出来ています

     洗浄前         スケルトル・Fによる洗浄後

浴槽への送泉口にはスケルトル・Fを用いて注入洗浄した結果

  1. 社長のブログ

温泉設備の販売、設計・施工

BLOG

  1. スケールは貯湯タンク内で生まれ、同時に、温泉は老化してゆきます。貯湯タンク内へのスケール沈着を防止することで、その後の循環系や配管系へのスケール沈着を大幅に減少させることが可能です。そのために、SPATEC™は、各種の泉質に合わせたスケール防止剤を用意しております。

  1. 貯湯タンクに入る前に、汲み上げられた温泉にスケール防止剤を添加することで劇的に全回路のスケールを減少させることができますが、それでも長期間の使用ではタンク内壁にスケールが徐々に沈着しますので、定期的なスケール洗浄が必要です。