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温泉パイプラインの内視鏡検査
配管の勾配が緩やかな部分は、スケールが付きやすい場所です。右の画像は約12m先でカメラプローブが入らなくなり障害物に当りました。障害物の四角い破片はスケールの薄利片で、これにより配管が塞がった状態です。これらのスケールは泉質に合った洗浄剤を選択する事で効果的に溶解除去できます。
①洗浄準備
中腹の中継タンクと山頂の貯湯タンク間のパイプラインに付着した温泉スケールの洗浄。冬期の施工では、タンク内の冷鉱泉は仮設ボイラーで80℃まで昇温し循環を行うことにより 低温下の洗浄力低下を防ぐことが出来ます。
②洗浄液の回収
埋設された温泉用パイプラインや、貯泉槽から施設までのパイプラインを洗浄します。引き込み配管が長い場合、流量が低下する原因の大半が配管内のスケール沈着による閉塞が原因です。施工前に原因を確認する貯めに、内視鏡で管内の閉塞状態を確認する事ができますのでお問合せください。以下は、汲上地点から山頂の貯湯タンクまで約800mの長い引き込み管を洗浄した施工例です。
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山頂の貯泉タンクにポンプアップされた洗浄液をトラックのタンクに回収します。
循環した洗浄液は回収し、中和後を廃液、回収タンクに沈殿した大量の溶解スケール推定量は 420kg、延べ埋設引き込み管長は800m。
③洗浄前と洗浄後の確認
洗浄前 (中継タンクのポンプ室の配管) 洗浄後
この引き込み管洗浄では、非常に長い管長であるため循環洗浄でなく、浸け置き洗浄のみで行いましたが、管内を閉塞していたスケールはほとんど除去できています。しかし、間壁にまだわずかスケールが残存していることが確認できます。完全なスケール除去のためには、循環洗浄にて施工することをお勧めします。