床暖房システムの洗浄例

何年も地下水や温泉水を直接床暖房に利用されている場合は、床暖房の温度が上がらなくなったり、暖房効率が悪くなる事があります。この場合の原因の多くは、 床暖房ラインは細いため、スケールや水垢によって詰まってしまうことです。こんな場合は簡単な仮設設備で洗浄すると、暖房効率が格段に上がります。

温泉とスケール

 

洗浄スタート時

簡単な仮設水槽に洗浄液を入れ(左図)、仮設ポンプで洗浄剤を送りますが最初は配管の詰まりが激しく、洗浄液がほとんど流れてきません(右図)

洗浄中                 洗浄後

しばらくすると洗浄剤の流れが良くなり、同時にスケールが溶出されてきます(左図)

さらに、洗浄するとスライム(水垢)も溶け出し流量が完全に復活します)右図)

  1. 箇条書き項目長野県蓼科高原 K社研修センター様よりコメントを頂戴しました。

  2. 豊富な地下水を床下暖房に使用してきましたが、3年ほど前から室内温度の上昇が悪化しだしました。この秋、試運転をしたがほとんど上昇せず修理を依頼して、ピグ洗浄や高圧洗浄を試みましたが全く通用しません。以前に、浴室の配管洗浄でお世話になったスパテック社を思い出し相談したところ、「ほんの少しでも流れていれば洗浄は可能」との返答にわらにもすがる思いで依頼しました。長時間に及ぶ不休作業のおかげで開通し室温は元に回復しました。本当に有難うございました。

  3. 本社の了解を得て翌月は残りの全回路を洗浄していただきました。

  4. 箇条書き項目使用洗浄剤

  5. 洗浄剤:SPA・KS-500/FM(調剤) カルシウム・マグネシウム・鉄分・マンガン用

  6. 中和剤:SPA・N-50 アルカリ性水溶液

  1. 社長のブログ

温泉設備の販売、設計・施工

BLOG